Fasterfoxの設定と使い方|Firefox高速化アドオンの効果と安全性って?

Fasterfox
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このページは、アフィリエイト準備編
アフィリエイトに必須!無料ソフト11選(ブラウザ・アドオン編)
の初心者向け個別記事です。

今回は、Firefox高速化アドオンFasterfox」(ファースターフォックス)の
インストール、設定、使い方と安全性について解説します。

※Firefox57以降でFasterfoxが使えなくなってしまった場合、
以下の「Fasterfoxと同じ効果を自分で設定(user.js)」を行ってください。

 

Fasterfoxをインストールすることで、Firefoxの通信や表示設定が高速化され、
Firefoxの重い動作が軽くなる効果があります。

 

FasterfoxでFirefoxを高速化することで、日々のアフィリエイト作業を
快適・効率化していきましょう。

 

FasterfoxとFasterfox liteの違いと安全性

紛らわしいですが、「Fasterfox」とそれにliteがついた「Fasterfox lite」は
別物です

 

後者の「Fasterfox lite」は、初めBigRedBrentさんが開発者でしたが、
後に韓国企業のWips.com s.r.o.に開発が引き継がれ現在に至ります。

 

Wips.com以降の「Fasterfox lite」はユーザーのウェブサイトアクセス履歴
(いつ、どこのサイトにアクセスしたか)を集めています。

 

また、その情報収集を止める設定も分かりにくいところにあるため、
インターネット上の評判ではスパイウエアと言われることもあるようです。

そのため、本ブログでは、「Fasterfox」を推奨しています。

 

 

Fasterfoxのインストール

記事作成時点では、通常のFirefoxアドオンとは違ってFirefox本体から
Fasterfoxを入手することができないため、以下のURLから手に入れてください。

 

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/rsccmanfasterfox/

 

上のサイトにアクセスして、「+Firefoxへ追加」ボタンをクリックします。

Fasterfoxインストール

 

暫くするとダウンロードが完了しますので、
インストール」を押します。

Fasterfoxインストール2

 

インストールが終わったら、「今すぐ再起動」を押します。
これでインストールは完了です。

Fasterfoxインストール3

 

 
 

Fasterfoxの設定と使い方

続いて、Fasterfoxの設定を解説します。
Firefoxの画面右上の「」から「オプション」に進んでください。

Firefoxオプション

 

画面左の「拡張機能」を選んだ後、
「Fasterfox」の行の「設定」を選びます。

Fasterfox-setting

 

プリセット」タブで「最適化」を選び「OK」します。

fasterfox setting2
補足
ターボチャージャー」設定は、インターネット技術の標準RFCを
超える設定でFirefoxを高速化する効果があります。

その一方で、相手側サーバーに負担をかけたり、逆に遅くなる
ケースもあるという報告があるため、今回の記事では
最適化」設定をおすすめしています。

さらに、「Fasterfox」タブで「先読み機能を有効
のチェックを外します。以上で設定は終了です。

Fasterfox設定4
補足
先読み機能を有効は、リンクをクリックする前にリンク先の
データを読み込むことにより、サイト表示を高速化する機能です。

その一方、この機能を有効にしておくと逆にFirefoxの
動作が遅くなるという報告もあるため、ここでは無効にしています。

 

なお、インストール・設定をしておけば自動で高速化されるため、
使い方で気をつけることはありませんので安心してください。

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Fasterfoxの代替ソフト

コメントで頂いた情報について追加します。

アドオン一覧でFasterfoxの行を見ると、
「Fasterfox 3.9.85.1-signed.1-signed」となっており、
「1-signed」という文字が繰り返し現れているのが分かります。

Mozilla自動署名

 

この「1-signed」は、Firefoxの開発元のMozillaが
アドオンを保証するために
つけた自動署名です。

自動署名は2回現れているので、Mozillaが2回署名した
ことを意味します。

1回目の署名の有効期限が1年で期限切れが近づいたため、
有効期限5年の2回目の署名を付けた経緯でこうなっています。

 

Firefox43~45では、有効期限内のデジタル署名がないアドオンは
自動で無効にされてしまうため、この自動署名が行われています。

 

Mozillaによる自動署名は、そのアドオンの開発が停滞している
ということを意味します(機能が完成しているともいえます)。

新しいバージョンが次々に出れば、バージョンごとに作成者の
新しい署名が付き、Mozillaが有効期限を延ばすために
わざわざ署名する必要がないからです。

 

そのため、Fasterfoxは現在問題なく使えますが、
バージョンアップが止まっているため、

将来的にFirefoxがバージョンアップしたときに
使えなくなってしまう可能性があります。

※Firefox57(FirefoxESR59)以降では使えません。

 

その場合、Fasterfoxと同様にFirefoxの通信・描画設定を
高速化してくれる別のアドオンやソフトに乗り換えることになります。

その一つがコメントで情報をいただいた
Speed Tweaks (SpeedyFox)」です。

 

このソフトは、まだ私たち夫婦は使ったことがないため、
これから効果を検証していこうと考えています。

Fasterfoxが今後使えなくなったら、このアドオンについて
記事を書かせていただくかもしれません。

 

Fasterfoxと同じ効果を自分で設定(user.js)

Fasterfoxを使うことで、アドオンをインストールするだけで
Firefox高速化を実現できました。

 

しかし・・
先にお話しした通り、Fasterfoxは更新が止まったアドオンのため、
いつまで使えるか分かりません

 

そこで、ここではFasterfoxを使わずに、同じ効果を自分で設定する
方法をご紹介します。

Fasterfoxをインストールされたなら、以下の操作は不要です

 

設定と言ってもコピペで済むので、やり方は簡単です。
Firefox(とその互換ブラウザ)にはユーザーがカスタマイズする
手段が用意されています。

 

それがuser.jsというファイルです。
これはメモ帳などで開けるただのテキストファイルです。

場所は「%APPDATA%\Mozilla\Firefox\Profiles\」にあります。

 

いきなり暗号みたいのが出てきましたね。苦笑
だけど大丈夫。

「」の中身をWindowsの検索窓にコピペ&エンターするだけです。

Windowsの検索窓

 

すると、「xxxxxxxx.default」というフォルダが開くと思います。
(xxxxxxxxの部分はあなたの環境で変わります)

 

そのフォルダの中にはいるとたくさんのファイルがあると思いますが、
先ほどご紹介した「user.js」を開いてください。

※ない場合は、メモ帳などで「user.js」という名前のファイルを
作成しましょう。

 

そのファイルに以下の囲みの内容をそのままコピペ&保存してください。

コピペ部分
// 高速化設定
user_pref(“network.http.pipelining”, true);
user_pref(“network.http.pipelining.ssl”, true);
user_pref(“network.http.pipelining.firstrequest”, true);
user_pref(“network.http.pipelining.maxrequests”, 8);
user_pref(“network.http.proxy.pipelining”, true);
user_pref(“network.http.max-connections”, 64);
user_pref(“network.http.max-persistent-connections-per-proxy”, 8);
user_pref(“network.http.max-persistent-connections-per-server”, 6);
user_pref(“nglayout.initialpaint.delay”, 0);
user_pref(“content.notify.backoffcount”, 5);
user_pref(“plugin.expose_full_path”, true);
user_pref(“ui.submenuDelay”, 0);
user_pref(“content.interrupt.parsing”, true);
user_pref(“content.max.tokenizing.time”, 2250000);
user_pref(“content.notify.interval”, 750000);
user_pref(“content.notify.ontimer”, true);
user_pref(“content.switch.threshold”, 750000);
user_pref(“browser.cache.memory.capacity”, 65536)

また、必須ではありませんが私たち夫婦は以下の設定も
追加しています。お好みでどうぞ。

※先ほどのuser.jsの最後に追加でコピペすればOKです。

コピペ部分

 

// about:config時に表示される警告を消す
user_pref(“general.warnOnAboutConfig”, false);

 

// 日本語ロケールに設定する
user_pref(“general.useragent.locale”, “ja”);

 

// 履歴を保持しない
user_pref(“browser.history_expire_days_min”, 0);
user_pref(“browser.history_expire_days”, 0);
user_pref(“browser.history_expire_days.mirror”, 0);

// Cacheを使用しない
user_pref(“browser.cache.disk.enable”, false);
user_pref(“browser.cache.offline.enable”, false);

// ページサムネイルを作成させない
user_pref(“browser.pagethumbnails.capturing_disabled”, true);

// ダウンロードファイルを最近使ったファイルに追加しない
user_pref(“browser.download.manager.addToRecentDocs”, false);

// ダウンロード履歴を 0:残さない 1:Fx終了時にクリアする *2:クリアしない
user_pref(“browser.download.manager.retention”,0);

// セッション復元の保存のインターバルを5分に設定
user_pref(“browser.sessionstore.interval”, 300000);

// bookmarkbackupsに何世代バックアップを作るか
user_pref(“browser.bookmarks.max_backups”, 3);

 

// 右クリックを禁止させない
user_pref(“nglayout.events.dispatchLeftClickOnly”, true);

// JavaScriptのコンテキストメニューを無効化または変更させない
//user_pref(“dom.event.contextmenu.enabled”, false);

// ロケーションバーでポイントした際の選択域
// true[Default]:全体 false:ドラッグしない
user_pref(“browser.urlbar.clickSelectsAll”, true);

// コンテキストメニュー検索の結果をバックグラウンドタブで開く
user_pref(“browser.search.context.loadInBackground”, true);

// アニメーションはしなくていい
user_pref(“browser.fullscreen.animateUp”, 0);
user_pref(“browser.panorama.animate_zoom”, false);
user_pref(“browser.tabs.animate”, false);

// GIFアニメーションを無効にする
user_pref(“image.animation_mode”, “once”);

 

// IPv6を無効にする
//user_pref(“network.dns.disableIPv6”, true);

 

// 情報収集機能(ヘルスレポート)を無効化
//↓オプション画面にもある
user_pref(“datareporting.healthreport.uploadEnabled”, false);

user_pref(“datareporting.healthreport.logging.consoleEnabled”, false);
user_pref(“datareporting.healthreport.service.enabled”, false);
user_pref(“datareporting.policy.dataSubmissionEnabled”, false);

// 情報収集機能(テレメトリ)を無効化
user_pref(“toolkit.telemetry.enabled”, false);
user_pref(“toolkit.telemetry.archive.enabled”, false);
user_pref(“toolkit.telemetry.unified”, false);
user_pref(“toolkit.telemetry.unifiedIsOptIn”, false);

後はFirefoxを立ち上げ直せば高速化設定が適用されます。

 

今回はここまでです。

 

 
この調子で頑張っていきましょう!
お疲れさまでした。
 

2 件のコメント

  • 1-signed.1-signed が付いてるアドオンは代替を探したほうが良いよ より:

    Fasterfox 3.9.85.1-signed.1-signed

    この 1-signed は仮署名で、これが 2度付いているモノは、ほぼ更新が停止しており、開発者が Mozilla の AMO にアドオンの審査に出して居ないことを意味します
    Fasterfox は既に開発が滞り、長いことアップデートも止まっています
    現状、AMOの仮署名が効いているので使えますが、何れ Firefox Developer Edition 以外では動作に問題を生じる可能性があると思われます

    以下のアドオンなどは、動作的にやってることは Fasterfox とほぼ同じです

    Speed Tweaks (SpeedyFox) :: Add-ons for Firefox ttps://mzl.la/2bfempJ
    ttps://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/speed-tweaks-speedyfox/

    上記を推奨している訳ではありませんが、近い将来 仮署名のアドオンが動かなくなった際には、他にも Fasterfox と同じようなアドオンがありますので、心に留めておいてください

    • hogeさん

      初めまして。朝日です。

      コメント&アドバイスありがとうございます!
      お礼のご返信が遅れて申しわけありません。

      1-signedとSpeed Tweaks(SpeedyFox)について
      詳細に教えていただき本当に助かりました。

      Fasterfoxが将来的に使えなくなってしまう場合に備えて
      代替アドオンを探しておく必要がありますよね。

      記事に1-signedについての注意と
      ご紹介いただいたSpeed Tweaks(SpeedyFox)を
      追加させていただきます。

      これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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